2017年03月10日
自分の最後をどのような形で迎えるか、自分がいなくなった後の家や財産など残された様々な事柄をどうするかなど、自分が亡くなった後にことを今から考えて、準備するという終活が今注目されています。そしてそれらを書いて残しておくためのノートなども商品として販売されるようにもなりました。その際に気になることのひとつがお墓だという人も多くいます。すでにお墓を持っている人でも、先祖代々の場所にあるからといって満足しているわけではないようです。
家へのこだわりから解放されたい、亡くなった後は自分らしい場所で眠りたいといった希望から、承継者がいないため、新たに永代供養を行ってもらえるところに埋葬されたいという人もいます。終活は本人の希望が最優先されるべき事柄ばかりですが、実際にそれを実行するのは残された家族です。そのため、いろいろなことを決める際には家族の意向を無視することはできません。少子化の時代だと言われている現代では、承継者のいらない永代供養も注目されています。
寺院以外にも公営や民営で会員制のところなどもあり、それらは生前に申し込むことができます。終活とひと口に言っても、すべてを満足した内容で準備しておけることばかりではないかもしれません。準備されたことを実行するのは本人ではないため、それは当然のことと考えなくてはならないでしょう。けれども、お墓は家族が納得しさえすれば、自分の目で見て確認できることから数少ない生前に安心できることのひとつになるのではないでしょうか。