2017年02月26日
最期のときに向けて自分の身の回りを整理し出すと、家からは色々な物が出てきます。思い出の品だけでなく、残される家族に遺す財産も出てきます。終活のときには、この遺産になるものも併せて整理していきます。自分が旅立った後のことを考えて、遺言書に財産のことを書き残しておくか、生前贈与するか考えます。残された家族が遺産を前にして困ることがないようにしましょう。金銭関係の手続きは面倒が多いからと手つかずにしていると、後に家族が争う種を残すことになるかもしれません。
我が子を思うなら、終活の最後に整理しておきましょう。また、一人暮らしの方も適当に済ませてはいけません。誰かに自分の財産を残したい、渡したいと思うときはきちんと手続きを踏み、書面に残しておきましょう。遺言書を残していても、何も財産に触れていない場合は扱いに困ることになります。口約束などではなく、法的な力を持つ方法で残すことが大切です。自分が亡くなったときに遺品などを整理してくれるような友人やお世話になった恩人に何か残したいと思うときは、抜かりなく手続きを終えておくことが自分の望みを叶えることに繋がります。
思い出の品を整理するだけでなく、金銭面もしっかりと片付けておきましょう。整理中に自分でも忘れていた財産が出てくるかもしれないので、最後に片付けたい仕事です。遺産は通帳に残っているお金だけではありません。土地や株など、自分の財産を終活中にリストアップしておくと、いざというときに便利です。