2017年02月28日
終活とは、子どもが独立したり、仕事に一区切りがついたこれからのセカンドライフをよりよく過ごすための準備のことです。ポイントとしていくつかおさえておくべき点があります。介護が必要になった時のご自分の望みを明確にすることです。誰でもいつか介護施設や医療機関にお世話になる時がきます。エンディングノートに記しておけることがあれば、介護を頼みたい人、介護を受ける場所や費用のことなどを明確にしておきましょう。その時に大切なご家族やご親族の方が迷わずに済むからです。
そして正しい遺言書を作成することです。遺言とは自分が生涯をかけて築き守ってきた財産を有効に、有意義に活用してもらうための意思表示です。そしてそれを書面として残したものが遺言書です。一般的に遺言書は2種類あって、ひとつは自分で書く「自筆証書」と公証役場で公証人に作成してもらう「公正証書」です。自筆証書は手軽ですが後々、トラブルになるケースが多く、せっかく書いても無効になってしまうというケースもあります。
自分の意思をしっかり伝えるための正しい遺言書を作りましょう。葬儀の自分の望みを明確にすることも大切です。宗派の確認、親しい人たちだけの小さなお葬式がいいか、沢山の人に囲まれて送られたいのかなど確認することが大切です。お墓や仏壇に関しても新たに購入するのか今あるお墓や仏壇でもよいのかなど希望を明確しておきましょう。家の場合、財産という側面も持ち合わせています。不動産の権利証、またその他各種会員権など、自分が持っている財産を洗い出し、どのように受け継ぐのかを、きちんと話し合っておかないと残された身内が困ってしまいます。手持ちの現金が少ない場合、土地建物だけ残されても家族は大変です。時に税理士などのプロに相談する必要があるでしょう。